4月27日(木)夕方の状況です。
解体が進み、建屋の姿かたちはほとんどなくなりました。
ところどころ地面に見える大きな自然石は束石(つかいし)と言い、床の柱を地面の湿気から遠ざけて、柱の腐敗を防ぐ大事な役割があるそうです。
今では車両・重機、コンクリートや鉄骨等の資材を用いて建設するのが当たり前ですが、本堂が建立された1891(明治24)年は、国産自動車第一号が誕生する1907(明治40)年よりも前の時代です。
西蔵寺の本堂は酒田の廃寺を解体し、最上川を経由して船で資材を運び、建立されたと伝えられていますが、人の力だけで、そこまでできてしまうのは本当に凄い。