現本堂で最後の法要

4月9日(日)現本堂では最後となる法要、壇信徒各位の先祖代々諸精霊と西蔵寺歴代和尚の回向、現本堂の撥遣供養(はっけんくよう:本堂へお迎えした仏様を、一旦元の場所へお送りする)を執り行いました。

『延命山 西蔵寺誌』によると、現本堂が建立されたのは1891(明治24)年、今から約132年前のことです。現本堂は庄内の日蓮宗のお寺(廃寺)を解体した資材を最上川から運搬し、今の場所で組み立てなおしていますので、元の時代を遡ればさらに長い歴史があるものと思います(ちなみに、現本堂はトタン屋根ですが、昔はかやぶき屋根だったそうです)。

いよいよ、来週から現本堂と大広間(大書院)の切り離し、そして現本堂の解体工事が始まります。

新しい本堂は定期的な維持管理を行えば、約400年もつそうです。来年は西蔵寺、次の400年の歴史の1年目のスタートとなります。

100年以上前のご先祖様から今の私たちがあり、そして私たちのこの事業が、これから続く400年後の未来(西暦で言うと2434年:もはやSFの世界ですね)に繋がると思うと、胸が熱くなりますね。

新本堂の完成イメージ
新本堂の完成イメージ